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Cenacolo Vinciano レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』


「この中の誰かひとりが自分を裏切るであろう」。処刑される前日、12人の弟子たちと夕食をともにし、そう告げたキリスト。キリスト教の新約聖書の中に記録されているその夕食の場面こそ、世界中でよく知られ、絵画として今も多く残されている『最後の晩餐』です。

​かつてミラノに住んでいたレオナルド・ダ・ヴィンチも、彼の後援者であったルドヴィーコ・スフォルツァ公の要望で、1494年から1498年にかけて、サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会にある食堂の壁に『L'ultima cena(最後の晩餐)』を描きました。

ダ・ヴィンチが切り取ったのは、"キリストが裏切り者について発言した場面"。それを聞いて驚き、動揺する弟子たちの動きや表情が緻密に表現されており、それまで描かれてきた作品に多かった"裏切り者が誰なのか発覚する場面"とは、また異なる情景となっています。

また、縦4.2m×横9.1mの巨大な壁画には、一点透視図法という遠近法が用いられ、食堂と絵が繋がって見えるような工夫が施されています。実際に、自分自身がこの場にいるような感覚を体験できるかもしれません。 ​

1980年には、「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会とドメニコ修道会の修道院」として、ユネスコ世界遺産に登録されました。

しかし、この絵画は完成してから約500年間、細心の注意が払われ保存されてきたわけではないようです。 ​

この場所はもともと食堂だったため、描かれた当時から食べ物の湯気や湿気で侵食。その上、16世紀から19世紀にかけては、誤った修復や大規模な補筆によって、ダ・ヴィンチの描いたオリジナルの絵が判別できないほどになったと言われています。

さらに部屋が馬小屋として使われていたり、2度の大洪水によって壁画全体が浸水して損傷を負ったりと、劣悪な状況下にあったことが伝えられています。また、壁から壁画ごと剥がそうとしたことで逆に大きな亀裂が入ってしまったこともあったそうです。

もはやオリジナルの表現がどんなものだったのかを見ることができなくなっていましたが、戦後、1977年から1999年まで行われた修復作業で、過去に行われてきた修復や補筆で使われた塗料や汚れなどが洗浄され、ダ・ヴィンチの描いた線や色をよみがえらせることに成功。

現在、見学は予約必須で、時間や人数を限定し、数枚の扉で外気との接触を減らすことで、大切に保存が続けられています。

チケット等の情報はこちら → Guida del Cenacolo Vinciano 『最後の晩餐』の観光案内

Cenacolo Vinciano レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』

時間:8:15〜19:00(月・1/1・5/1・12/25:休館日) 住所:Piazza di Santa Maria delle Grazie , 2 , 20123 TEL:+39 02 9280 0360

(チケット予約コールセンター 月〜土 8:00〜18:30) アクセス:Conciliazione コンチリアツィオーネ駅 (地下鉄赤線)から徒歩6分、Cadorna FN カドルナ駅(地下鉄赤線緑線)から徒歩8分

「Domenica al Museo」毎月第一日曜日は無料、ただしコールセンターでの予約が必須。

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